パリ在住オタクのおしゃれでない日記

パリジェンヌとは程遠いオタクです。

悪女の定義 80話

ピッコマで毎日楽しく色々と漫画を読んでいるのですが、お気に入りの「悪女の定義」という漫画が(人気はあるのでしょうが)あまり語られていないようです。おもしろいんですけどね。ヒロインが賢くて痛快。Twitterもブログも探しましたが、ほとんどなかった…ので、ネタバレ感想を記していきます。早く単行本を出してほしいです!!!

せっかくなのでピッコマの範囲は超えて、公式から辿っていきます。韓国語は全くできない人間が読んでいるので、間違いが多々あると思いますがあしからず…

 

(※6/11 修正しました)

キリよく80話から参ります。

式典に参加したシャティは、皇太子にエスコートされて帰ることに。式典に出席したパンツルックのシャティがハンサムウーマンでかっこかわいいです〜!!皇太子ともカラーが合っていて良きです。馬車に乗り込んだシャティに続いて乗り込む皇太子。一緒に馬車に乗るのか?と少し嫌そうなシャティですが、そもそもその馬車は皇太子のものでした(笑)

馬車に乗り込んでくる皇太子がかっこかわいいんですよね〜〜イケメン。

シャティは前話で子供と話をしたことで少し落ち込んでいる様子。皇太子は会話を聞いていたようですね(確か、祝福を受けていたから遠くの会話も聞こえるんですよね)。盗み聞きしていつもそんな調子で色々聞こえるのは疲れないか、とシャティは聞きますが、皇太子は集中していないと聞こえないのでそんなに苦でもないとのこと。つまりシャティのことは気になって耳ダンボになっちゃうんですよねきっと〜〜最近の皇太子かわいい。

子供が嫌いな人はいないはず、とご機嫌のシャティに皇太子は微妙な反応。ポンコツ翻訳ではニュアンスまで掴めなかったのですが、父である皇帝から愛されて育ってないからでしょうか。それともそんな子供にも悪どいことをする輩がいるってことなのでしょうか…わからない。

ところで、と皇太子はシャティのパンツルックを似合っていると褒めます。じっと見つめてくる皇太子にシャティは照れます…かわいい〜〜このカップル最高です〜

そのまま皇太子はシャティの髪を手にとりながら、いつ紅葉を見に行こうか?と尋ねます。シャティの都合に合わせるから、と迫る皇太子。シャティの髪をクルクル弄んでる皇太子が素晴らしくエロいです。(前に何話かでもありましたけど、皇太子、堅物そうな顔して意外と距離感が近いですよね〜〜)笑顔でビシッと皇太子の手を跳ね除けるシャティ(笑)週末に見に行く約束をし、待ちきれないと微笑む皇太子に笑顔を返すシャティがかわいいです。帰り際、シャティの手にキスをする皇太子。恋人みたいでは、と照れまくるシャティがかわいいいいい〜〜〜もう、アイリーンとか皇后とかレジーナとか、どうでもいいから早くくっついて!!!!

最近の皇太子の行動を思い返すシャティ。上着を貸してくれたり、毎晩電話(?)してくるなんてレジーナと皇太子の関係と言うよりは、まるで皇太子が自分のことを好きなのではないかと…いや、好きなはずない!と悶々とするシャティ。いや、どう見ても皇太子はシャティのことが好きだから!!!!と大声でシャティに伝えてあげたくなるわたし(皇太子、毎晩電話してきていたのか…)

シャティは前世で、彼氏を親友に寝取られてひどく傷つきました。皇太子の恋人アイリーンから皇太子を奪うことは、その行いを自分がしてしまうということ。そんなことはしたくない、と悩むシャティ。そもそも皇太子が自分を好きかどうかもわからないし、と悩むのは止めようと思い寝付くシャティでした。

 

もうシャティは完全に恋する乙女となっていますね。相手が自分のことを好きかどうか悩み始めた時点で、大体その人のことを好きになってますよね(笑)皇太子はさっさとシャティに告白すべき。聡明で美人のシャティにメロメロになっているのが隠せていません。

ピッコマやカカオで一話ずつ「この辺だったかな?」と開けていくのが本当に面倒なので、単行本出してください〜〜〜!!!!

 

次話からわたしの大好物の紅葉回が始まります!!カイラード皇子の優しさに惚れてしまう81話はこちら↓

aomilk.hatenablog.com

 

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 小説9巻

少し発売から日が空いてしまいましたが、毎週のアニメにとても癒されています「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」の小説9巻のネタバレ感想を記します。

ジオルドキースカタリナの素敵な表紙の特装版、欲しかったのですが生憎の電子派です。でも、黒猫ちゃんにマリアとソラ、一目で9巻の内容が思い出されるのでこれはこれで最高です!

 

今回はジオカタ派のわたしは涙目の、ジオルド何行出てきたかな?というレベルでしたが、それ以上にマリアのかわいさよ!!そしてソラのちょっと控え目ながらもカタリナを守る、護衛騎士感がたまらない一冊でした。アニメを見ていると、動くマリアがとんでもなくかわいくてどんどん好きになっちゃうんですよね。でももしアニメから入った方が最新刊を手に取ったら、魔法省?人身売買??ソラ???誰だこの王子????ってなりそうですね(笑)

 

さて、8巻で判明したソルシエ王国の港都市オセアンでまことしやかに囁かれている人身売買の噂。どうやら事実らしく、とある男爵の令嬢も誘拐され売買の危機にあるようです。闇の魔法が関わっているということで、魔法省からカタリナ、ソラ、マリアと上司のラーナで調査に乗り出すことになりました。

魔法省の人間だということがバレないように、カタリナたちは魔法省が秘密裏に運営する港のレストランで働きながら情報を収集することに。料理が得意なマリアはキッチンへ、カタリナはホール、そしてソラは荷積みを任されます。

手伝いがてら海を見に行ったカタリナとソラ。初めて出会った時に交わした約束を思い出します…海に連れて行ってくれること(異国に行くだった気が…見落としているのか)とその約束の印のブローチ。ここめちゃくちゃロマンチックなんですよ〜!

レストランの運営が始まり、ホールで働くカタリナを酔っ払いから守るソラ。かっこいい!影から見守るナイト…それを「同期として同僚として本当に大事に世話を焼いてもらっている」としか解釈できないカタリナ(笑)女性にモテまくってきたソラが、カタリナにはピュアなところが良いんですよね!!そしてソラに、カタリナの素晴らしさを幸せそうに語るマリアがかわいすぎる…メアリもそうなんですが、カタリナに相応しくありたい・頼りにしてほしいから努力する女性陣が大好物です。

 

お次はマリアとデート。色んな食べ物を楽しみ、2人で海を眺めています…まさにデート…そんな中、カタリナは先日出会った異国の王子セザールに思いを馳せます。恋か!??これはみんなで異国へ旅する伏線なのでしょうか?「どこへでもご一緒します」と答えるマリアのヒロイン力。もうマリアエンドで良くないかと思ってきました(嘘です。ジオカタが推しです)感動して涙をこぼすマリア。いやもうマリアエンドでいきましょう!!!!!!

翌日、買い出しに1人で出かけたカタリナは、途中の路地で小さい野良猫と世話をしている青年に出会います。カタリナは青年アルノーに、野良猫に飼い主を見つける約束を交わします。無事にレストランの客のツテで飼い主は見つかり、子猫をレストランへ連れてきたアルノーはソラと鉢合わせします。なんと2人は小さい頃の知り合いでした。まともな仕事につけているソラを見て、アルノーは足早に去って行ってしまいます。アルノーはどうやらまだ汚れ仕事に手を染めている様子。ソラは昔スラムに住んでいた時、親切にしてくれたアルノーを覚えていて助けたいと感じます。必死にアルノーを説得しようとしますが、アルノーの仕事はなんと人身売買でした!ソラを追ってきたカタリナが捕まってしまい、ソラも捕まってしまうことに…

捕まったカタリナは、集められた子供たちの中に誘拐されていた男爵の令嬢を発見します。とはいえソラも捕まり八方塞がりのカタリナたちを助けたのは、なんと潜入捜査をしていたセザールでした!彼も自国エテェネルが人身売買に加担していることを知り、捜査に乗り出していたのでした。

 

光の魔法を発動させたマリアの助けや、セザールと仲間たちのおかげで人身売買集団を捕まえることのできたカタリナ。アルノーはセザールに子供たちの世話係に任命され、エテェネルに行くことになりました。中盤から終盤にかけての、ソラとアルノーの友情が良いです…!!そしてセザールの頼もしさ。アルノーからの手紙を欲しがるソラがかわいい!!

無事に男爵令嬢も救い人身売買の集団は捕まったのですが、背後の黒幕であろう闇の魔法使い手サラの行方はわからずじまい。

次巻はどんなお話になるんでしょう〜〜異国編?別荘編??楽しみです!!!!!

 

影の薄かったジオルドやキースたちは、最初のお見送りと最後のお見舞い(?)にしか出てきません笑 ジオルドはカタリナを「どこかに閉じ込めて、勝手に動き回れないようにしたほうがいい」と物騒なことを提案しています。いいから早く、お城の自室に閉じ込めてください!!!!

ジオカタ不足はアニメとコミックで補給することにします…ぐすん…

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 小説8巻

新刊発売までに間に合わなかった「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」8巻のネタバレありの感想です。9巻発売までにアップしたかったのですが。

アニメも毎週楽しく見ています!!ぜひ続編でソラ登場までやって欲しいです(動くジオカタキスが見たいだけ)

 

前巻は魔法省編だったのですが、今巻はおなじみ旧生徒会メンバーが大集結してお城でお泊まり会。しかも他国からの新キャラ王子まで登場し、またしてもカタリナを巡る人間関係に波乱が巻き起こります。各キャラ各カプそれぞれ見せ場があり、個人的には大好きな巻です!

 

冒頭は、魔法省で失われた魔法の契約の書を解読しているカタリナとマリア。どんどんと読み進める賢いマリアと違い、勉強が得意でないカタリナは全く進みません。疲れ切ったカタリナは帰り道、同期のソラに零します。道ゆく同僚女子に声をかけられるソラ、カタリナは改めて攻略対象であるソラのイケメン度合いに気付きます(本当に他人に向けられる好意には目敏いカタリナ…その力を己に向けられる好意にも発揮してほしい!)夕日に照らされ赤くなったソラ、って夕日のせいでなくカタリナのせいだと思います。ソラカタも捨てがたいですよねえ。

 

さて、お屋敷に戻ったカタリナは父親からとある会合に出席するようにと言われます。近隣諸国の王族や貴族が集まる社交会のようなもの。今年はその会合がソルシエ王国のお城で開催されるようです。社交、と言うより外交の一部なのでしょう。基本的なマナーはもちろん、近隣諸国の歴史や知識も兼ね備えてなければ乗り切るのは難しそうです。カタリナはお城で事前に開かれる勉強会に泊まりこみで参加することになりました。

ジオルドがクラエス家で流れるようにプレゼンする様子、素晴らしいほどの王子っぷりです。聞いているキースは一見大人しいですが、ジオルドが「どこか勝ち誇ったような笑みを浮かべて去って」行くとすぐに「顔に張り付いていたにこやかな表情を脱ぎ捨てて」ジオルドの策略にしてやられたとぶつぶつ文句を内心言い始めます。ここのキース独白が好きです!!やすやすと義姉を取られる訳にはいきませんもんね!

そうしてキースと共にお城に向かったカタリナですが、なんとメアリ、ソフィア、アラン、ニコルもいました。メアリとソフィアは勉強会、ニコルは仕事で、みんなでお泊まりできることになりました。(おそらく情報をメアリに漏らしてしまった)アランを黒い笑顔で見つめるジオルドがかわいいです。双子の弟にも敬語のジオルドが最近愛しくてたまりません。この双子、良い…!!久しぶりのニコルの魔性にやられかけたカタリナを、「はいはい。」と言いながら引き寄せてガードするジオルド。ここは挿絵です!!!ジオカタ最高!!(後ろのキースがまたかわいい)

誰がカタリナと夕食をとるかでやり合っていたジオルドとメアリですが、「皆で一緒に食べよう」とはにかむニコルを誰も止められなかった!なんだかんだ、ジオルドもメアリもみんなニコルに甘いのが好きです。年上なのに、年上だからこそ?ニコルに逆らえない一同が良すぎませんか!わたしもニコルのやりたいこと全部やってあげたい〜〜(聞かれていない)

 

勉強合宿が始まり、頭脳派というより肉体派のカタリナはお疲れの模様。キースに頭を撫でて欲しいとおねだりします。が、スキンシップの激しいカタリナに焦ったキースは自らが暴走しないよう、カタリナの部屋に鍵をかけて出て行ってしまいます(鍵はジオルド対策で準備していた)ピュアキースかわいいいい〜カタリナの姿を思い出して悶々としているキース…これが正ルートだとチャラ男っていうのがまた素晴らしいんです。あ、でも好きになったマリアにはピュアだったのか?もういいよ、押し倒しちゃえキース!!

講義の合間、カタリナはアランの演奏に出くわします。素晴らしい演奏に、いつしかカタリナは眠ってしまいます…アランに抱き合う形で。カタリナへの想いを自覚しているアランが悶々とするシーンは必読です。アランのカタリナ描写がまたいちいちエロいんです。カタリナえっろ!!!もうあれこれ悩んでいても仕方ないんで、アラン王子、どうか思いのままカタリナを部屋に連れ込んで下さって結構です!!と(わたしが)発狂していると、やってきたメアリにバトンタッチしてアランは退場します。ちっ…弟にカタリナを寝取られて発狂するジオルドが見たかった…

夜、お城にある大浴場に入ろうとメアリを待っていたカタリナとソフィアでしたが、残念ながら具合が悪くなってしまったメアリ。仕方ないので二人で楽しむことにします。参加できず悔しがるメアリがかわいい。なんとメアリの長年の夢は、カタリナと入浴することだったらしいです笑 その夢が叶う興奮で鼻血が出てしまい、断念することに。無理やり大浴場に向かおうとするメアリを止める古株のメイド強し。こんなかわいい百合カプ見たことないですよ!

翌日はダンスレッスン。なぜか忙しいはずのジオルド王子がカタリナのダンスパートナーとして登場します。ジオカタキター!!!!!激甘ボイスでカタリナの腰を砕けさせるジオルド。「最近のジオルドときたらスキンシップが激しく」ですって!その最近の出来事を詳細に聞きたいです!!アランやニコル視点でいい匂いがすると描写されていたカタリナですが、カタリナ視点だとジオルドもいい匂いだそうです。いい匂いのするジオカタ。最高ですね。ジオルドの色気に心臓の持たないカタリナを救ったのはメアリでした。強引にジオルドと踊り出すメアリ。カタリナは「美男美女でお似合い」と惚れ惚れしてますが、ソフィアによると「ジオルド様の足をヒールで踏みつけようとするメアリ様とそれを必死にかわすジオルド様の攻防戦」だそうです笑 目に浮かぶ。

ソフィアがジオルドのことを破廉恥エロ王子呼ばわりしていて笑えます(ジオカタどれだけ密着しているんだろう…)告白済ということでカタリナ争いに一歩リード(?)しているジオルドとキースに遅れをとらせまいと、ソフィアは兄ニコルのために一肌脱ぐことにします。

ソフィアはカタリナを朝のお茶会に誘います。知らずに寝ているニコル。ソフィアは、カタリナにニコルを起こしてほしいと頼みます。朝の弱いニコルは、半分夢の中。目の前のカタリナも夢だと思い、愛の告白をしてしまいます。色気溢れるニコルに、もちろんカタリナは気絶…あれ、これジオルドやキースよりも何十歩もリードじゃないですか!?ニコルが本気を出せばニコカタまっしぐらでしょうからね。なかったことにするなんてもったいない〜〜!ニコルは登場回数が少ない分、出てきた時の巻き返しが半端ないです。

 

と各カプ怒涛のシーンが続いたところで勉強合宿が終わり、いよいよ近隣諸国との会合が始まります。庭で昼寝していたカタリナは、新キャラのワイルド系イケメン、セザールと出会います。彼はエテェネル国の使用人(実は王子)で、異国の話などで盛り上がりカタリナと仲良くなります。

さらに、魔法省の任務でマリアとソラも変装して会合に潜伏していました。舞踏会で誰かに追われているマリアに気づいたカタリナが慌てていると、この国で非合法とされている人身売買の話を耳にしてしまいました。身を隠したカタリナは、偶然出会ったセザールと共にマリアを探しに行きます。

マリアがいるであろう建物を確認しに行ったセザールを待ちきれず、カタリナは得意の木登りで部屋に侵入します。他国の男たちに襲われかけていたマリアをかばったカタリナが殴られそうになったところで、ジオルドたちが助けに現れます。あまりの怒りで魔法を使って男たちを命を奪おうとするジオルド。木登りをしたカタリナは、ドレスを破いたひどい姿だったのです。一見すると、男たちに乱暴されていたような姿です。

ここの激怒ジオルドが本当に良い……王族は魔法を使用することは固く禁止されているのです。ましてや他国の人に使うなんてもってのほか。常に冷静なはずのジオルドが怒りに駆られるシーンに愛を感じました。ジオカタめちゃくちゃ重い(褒めてます)ジオルドオコ→魔法発動→反省→ジオカタの一連の流れ、何十回読んだことか…!ジオカタ最高です本当に…ありがとうございます…さらに今読み返すと、アニメEDを思い出しますね。あれもジオカタ愛が重い(褒めてます)反省するしょんぼりジオルドに「私もジオルド様がピンチの時には一番に駆けつけますから」ってこんなに頼りになるヒロイン、じゃなかった悪役令嬢が他にいますかね?!

対してアランはとっさにジオルドの魔法を止めたり、その後カタリナにフォローさせたりと、落ち着いた行動。この、取り乱したジオルドを気遣う器の大きさ。幼い頃は卑屈だったアランの成長っぷりはどうですか!この双子の話、もっと欲しいです…!!

そしてジオルドに牽制をかけるセザール…ざわ…セザールとの出会いをジオルドに聞かれ、とっさに隠すカタリナ…ざわざわ…カタリナ、浮気がバレかけたみたいな反応ですね。この3人の挿絵がありますが胸騒ぎしかしません(笑)完璧王子ジオルドを「若いな」と高みの見物をしているセザール。ワイルド系年上ポジ、ソラに加えてセザールまで参戦ですね……はあ選べない。近いうち、セザールに招待されてエテェネル国へ、とかあるんでしょうかね(9巻は別として)

 

次回9巻は、カタリナが偶然聞いてしまった人身売買の解決の話になります。ソラカタも良かったのですが、マリアが最高な巻でした。ちゃんと近いうちに書きとめようと思います!

(※9巻の感想が出来上がりました。)↓

aomilk.hatenablog.com

前7巻はこちら↓

aomilk.hatenablog.com

 

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… アニメ3話

電子派なので9巻発売にギリギリしています。早くソラカタ読みたい(ジオカタはきっと表紙が頂点に違いない…)

あまりにもギリギリしているので、アニメ「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」3話の感想を書きます(ネタバレあり)このご時世、もう全編制作済みなんてスタッフや関係者のみなさまには頭が上がりませんね…

 

「麗しの美形兄妹に出会ってしまった…」冒頭、予期せずジオルドとアランの会話があり最高でした。このパーティーにはたくさんのお客様が見えるからと完璧な準備にこだわるジオルドに、アランは「お前らしい」と声をかけます。自分から兄に声をかけるというのがもう、アランにとっては大きな一歩なんですよね…双子王子尊い…別に蛇が苦手ではない、と言うジオルド。ジト目がかわいい〜〜カタリナを思い出して大爆笑するアランに、牽制するジオルドがかわいいこと!!これでもうショタジオが見られないのは非常に残念ですが、省略されたと思っていた双子王子の場面がここで追加されていて嬉しかったです!!ごちそうさまでした。食べてばっかりのカタリナとは違い、大人たちときちんと談笑する双子王子…好きです…

 

パーティーで食べ続けるカタリナ、キースは至近距離で固まって見つめている(笑)かわいい(笑)苦手な犬に追いかけられ、偶然いじめられているソフィアと出会います。ソフィア…美しい…声までも可憐で美しいですね…同じロマンス小説仲間とわかったソフィアと盛り上がるカタリナに、ちょっと拗ねているメアリがかわいいです。お別れの挨拶をしている時も、メアリったらカタリナの手を引っ張っているんですよ!!はあ、はめふらの百合は本当に最高ですよね……

日を改めてソフィアと(ニコルと)ロマンス小説を語り合うカタリナ。最後、お友達になってください発言からの帰り道の馬車で喜ぶソフィア(とニコル)を見ると、いつも涙が出ます……原作小説でも漫画でも泣かなかったのに、アニメではもうソフィアがやっと幸せになれたね!!という思いでいっぱいでつい泣いてしまいます…ほろり。これ、正ルートでは魔法学園に入学するまでソフィアがひとりぼっちだと思うと余計切ないですね。

どんどん仲良くなるカタリナとソフィア。2人を見守るキースとニコルですが、頬を染めて見ているキースがかわいい!のですが相変わらず無表情のニコルも良い!!帰り際、たくさんの本をちっちゃい体で抱え込んでいるキースがこれまたかわいいのです。

キースまでニコルの魔性の笑みに心を奪われている(勘違い)のくだりはやはりとっても良かったです!ニコルまでも天然のカタリナが誑し込んだと気付き、悩むキース。かわいいショタキース、さようなら〜〜

 

そして時が経ち、8歳から15歳になったカタリナの誕生日パーティー。そっと手を差し伸べるジオルド!いえジオルド様!!もうカタリナの全てを奪う気まんまんの15歳…恐るべし…キスシーンはいつもによによします。

すぐに駆け寄ってキスされた首筋を拭いてあげるキース、過保護かわいい。そしてジオルドとは2人きりで会わないように、と念押しするキースも最高にかわいいです。

続いてダンスを申し込んだアラン王子、キースの拭いた後に注目しています(笑)ニコルとのダンスもとっても良いですよね〜切ない、切ないです!ニコルが本気を出せば、ジオルドやキースも勝てない気がするのですが。もっと原作でもニコルと絡んでほしい〜〜

最後は百合パート。マリアやソフィアと踊るカタリナ、男性陣もほやほや見守ってて良きです!!目の保養!

 

来週はきっとマリアターンですかね?楽しみです!!

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 小説7巻

今日はアニメの放映日ですね!魔性の伯爵ニコルとの出会い、すでにニマニマします。

こちらでは「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」通称はめふらの原作小説7巻、ネタバレあり・旧生徒会メンバーよりの感想を載せます。

 

7巻は魔法省で働き始めたカタリナが、新たな攻略対象キャラに四苦八苦したり失われた魔法を巡って奮闘するお話です。少し謎解き要素もありつつ、ファンタジーな巻です。マリアやソラ、ラーナが好きな方は必読!

 

カタリナは配属先も決まり、いよいよ正式に魔法省に勤務することに。所属先である魔法道具研究所には、前巻でお世話になったローラ先輩(マッチョ女子)とハート先輩(すぐ迷子になる)そして副部署長であるラファエルにラーナが部署長でいます。猿から守ってくれるソラがかっこいい。肉体労働も楽しくこなすカタリナに、ソラは心をつかまれっぱなしの様子。攻略対象キャラのはずのソラ。カタリナは直球でマリアに惹かれていないか聞くのですが、ソラはマリアは良い子ではあるけれどタイプではないときっぱり否定。カタリナの頭を撫でたり、馬車まで送ってくれたりと優しさが光ります。このまま魔法省勤務が続くと、ソラにカタリナは持っていかれそうですよ〜ジオルド〜キース〜

 

と思っていると、乙女ゲームについてまとめてくれたメモの持ち主を探すため、休日にカタリナはお城に探しに行くことに。ジオルドにもそのことを聞いてみたいのですが、キースによると王子は忙しいとのことなので後回しに(ここのキースの策略が笑えます)

使用人たちにメモの件を確認するのですが、誰も心当たりがありません。一体、誰が…?と考えていると明後日の方向に走り出してしまったポチ。ポチ、きっと何かを感知しているんでしょうね。追いかけたカタリナはお城の立ち入り禁止場所に入ってしまいます。そこにいたのは年配の女性、なんと前王妃でした。

探しにきてくれた忙しいはずのジオルド、そんなことはなかったらしい。ここでキースの嘘がジオルドにバレてしまったのがじわじわきます(笑)ジオルドによると、前王妃は引きこもってしまったジオルドの叔父(前国王の最後の子供)のお世話をしているようです。ひきこもりの叔父や愛人をたくさん作っていた前国王(つまりジオルドの祖父)といった身内の恥を、恥ずかしがったり嫌悪したりと色んな感情を見せながらジオルドが事情を教えてくれます。奔放な女性関係を持っていた祖父を、ジオルドは「心から軽蔑」しそのようになるつもりはないと言いますが、ジオルドの中にもその祖父の血は継がれています。「祖父の血を引く僕を嫌だと感じますか?」と「今まで見たことのないまるですがるような表情」でカタリナに質問するジオルドが切ない。いつになくしおらしいジオルドの挿絵の破壊力も抜群です。ジオルドの弱点って、実は蛇でなくて血筋だったんですね。

もちろんカタリナはジオルド自身を祖父がやったことで嫌うはずがありません。カタリナが安心させると、真っ赤になってしまったジオルド…見たい、あお願いだかr顔を隠さないで〜〜!!!!ジオルドはやはりカタリナは最高だ、出会えたことは一番の幸運だと幸せを噛み締めています。わたしもジオカタは最高だと思っています!!!!!別れ際に「君に会えない方が辛いですから」と耳元で囁いた王子、真っ赤になるカタリナを「最高に愛らしかった」と述べるジオルドも最高に愛らしい。ジオカタ尊いぃ〜〜〜〜〜

 

魔法省勤務に戻ったカタリナ。仕事中、例の猿に襲われてお気に入りの髪飾りを奪われてしまいます。猿を追ってようやく髪飾りを発見した先は、見たこともない立派な畑。その畑の小屋から出てきたのは、何とサイラスでした。サイラスは魔力・魔法研究室の部署長で知的な美形、お堅いことで知られるマリアとデューイの上司です。そして攻略対象の1人でもあります。畑作りが趣味のカタリナ、自作より遥かに立派な畑を作るサイラスに業務の合間に畑作りを教えてもらうようになり仲を深めていきます。ちょいちょい方言が入るサイラスがかわいい。そして美少女と話すのが苦手だと言うサイラスとマリアの仲を無事に取り持ったカタリナですが、完全に破滅フラグを自分で立てにいっています(笑)

 

そして偶然、マリアと共に失われた魔法を発見したカタリナ。さらに強い力を手に入れるには契約の書が必要だという。カタリナを守るため、マリアがさらなる力を欲するシーンがとても良い。でもこの流れ、普通の物語だとマリア闇落ちフラグなのですがどうなるんでしょう……

マリア、デューイ、サイラス、ソラ、ラーナと契約の書を探すカタリナ。最終的に意外な場所で見つかるのですが…

途中、偶然ジオルドが現れて我々読者にジオカタを補給してくれます。ジオルドの名言(これが後々に効いてきます)、さすがハイスペ王子様。思わず口を開けてしまったカタリナに、チョコを放り込むジオルド。餌付け、成功!魔法省編のカタリナの相方であるソラとジオルドの危うい邂逅もあって、短いシーンですが牽制に余念がない腹黒王子が見られます。

そしてキーカタ。無防備なカタリナに謎の呪文を唱え出すキースがかわいい。キース、そんなに我慢しているとまた爆発しちゃうのでは…というか爆発してくださいお願いします。

マリアは失われた光の魔法を得ることができたのですが、何とひょんなことからカタリナも失われた闇の魔法を手に入れてしまいます。

乙女ゲームの強制力が強くなっていることに不安になっていくカタリナ。思わずキースに、自分がどんどん闇に染まって破滅してしまうのではないかと話します。どんなことがあっても傍を離れない、悪事に染まりそうになったら自分が止める、と返すキースにカタリナは安心するのでした。それを見ていたのはいつものメンバー。ジオルドも命が尽きるまで傍にいる、と。メアリも絶対に離れずもしもの時は叱る、と言います。アランやソフィア、そしてニコルもカタリナのことをきっと見捨てたりしない。乙女ゲームのシナリオ通り悪役になることを恐れていたカタリナは、ようやく安心するのでした。

 

魔法省編、名前も同じなのでついついハリポタを思い出してしまいます。確かに、初期はめふらは日常で魔法を使用することがなかったので、掘り下げられていて面白いです。闇の魔法を手にしていくカタリナですが、土の魔法ももう少し活用できるようになるといいですね。

引きこもりのジオルド叔父も気になりますし、色々伏線が多く今後が気になります。あと数日で9巻!楽しみです。

9巻の前に、8巻の感想はこちら↓

aomilk.hatenablog.com

 6巻はこちら↓

aomilk.hatenablog.com

 

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 小説6巻

アニメ化されました「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」、これを機に原作小説のネタバレありの感想を載せています。今回は6巻。生徒会メンバーに偏りすぎていますが悪しからず…

 

6巻は、めでたく魔法学園を卒業したカタリナと生徒会メンバーがお城にお泊まりしたり、就職先の魔法省で狸退治をするお話です。

今回大活躍するのはカタリナとマリア、ポチ、マリア、ソラ、マリアです。正ヒロイン圧倒的なヒロイン力。マリア万歳。

 

卒業式。感慨にふけるカタリナですが、口から出てくるのは食べ物の名前ばかり。呆れたキースが飴をくれるのですが、中身は前世のおばさんのようだ、とはひどい(笑)カタリナを餌付けるために食べ物を常備しているキースかわいいです。

さて、物語一行目から卒業生代表として壇上に上がるジオルドの美しさ!その麗しさに女子生徒たちは涙まで浮かべています。式後も生徒に囲まれすぎてジオルドは行方不明に。カタリナもファンと思しき女子生徒に囲まれるのですが、マリアたちと違って男子に囲まれないことが不服のよう。カタリナは女子にモテるのは確かでしょうけど、男子はジオルドやキースが怖くて近寄れないんじゃ…と思いました。

かわいい生徒会の後輩、フレイとジンジャーちゃんもお祝いにやってきます。2人からの贈り物にカタリナも喜びますが、特に好みを知り尽くしたジンジャーちゃんからの贈り物には大喜び。この後行われるお城のパーティーに着ていくドレスのないジンジャーちゃんに、カタリナは自分のドレスを貸してあげることにします。そこからカタリナのドレスレンタル権を巡って女子で争いが。ここの百合パートの女子たちはみんなかわいいの塊です。そしてお城に行くまではジンジャーちゃんパート。もうツンデレのツンは見当たりません。

お城に行く馬車の中、ジンジャーちゃんはカタリナがお城に泊まる準備をしていることを知ってジオカタがとうとう一夜を過ごすのだと勘違いして真っ赤になります。ジンジャーちゃんかわいい。間髪入れずにカタリナ+生徒会メンバー全員で泊まるんだと否定するキース。想像上でもジオカタが結ばれるのはいやなんですね、キースもかわいい。ジオルドに拐われないよう、「危ないからくれぐれも夜中に1人で出歩かないこと」と何度もカタリナに言い聞かせるキース。カタリナ、守れるかなあ?

お城に到着したカタリナ、甘い台詞で王子様が出迎えてくれます。が、カタリナはもうジオルド耐性がついてしまったようです。残念。ジオルドのお疲れの様子に気づいたカタリナが声をかけると、ジオルドは本当の笑顔になってカタリナに激甘ボイスで追い討ちをかけます。これにはジオルド耐性がついたはずのカタリナも厳しかったようでした。

今夜はお泊まり女子会をやるので、女子たちはその話題できゃっきゃとはしゃいでいます。そしてカタリナは、せっかくなので男子会もすればいいと提案します。イケメンだらけの男子会にわくわくしたのですが、キースは嫌そうに断ります。「ジオルド様たちと何を朝まで語りあかせばいいのかわからないし」、そりゃそうですね。カタリナへの思いくらいしか共通の話題なさそうだし、そんなことを語り合ったら男子会どころか決闘大会になってしまう。ところが思いの外ニコルの心に刺さってしまったらしく、その様子がかわいいです。ニコルもきっと熱く色々語りたいんでしょうね。ソフィアは完全に腐女子のようです。

パーティーが始まり、カタリナとジオルドはダンスを始めます。周囲の令嬢を虜にする完璧王子のジオルドを見て、悪役令嬢の自分ではやはり釣り合わないと上の空で踊っていたカタリナ。すぐにジオルドにばれてしまい「僕のことだけ考えていてくださいよ」とまたしても激甘なボイスで王子は囁きます。ジオルド、言っていい!?今、カタリナはあなたのことを考えていたんですよ!!と教えてあげたいです。ああ、ジオカタ…

続いてキースがカタリナの相手を務めますが、ジオルドに今夜部屋に来るよう誘われたかどうかが気になるようです。カタリナは女子会があるのでジオルドと会う予定はない、と否定しますがキースはまだ心配している様子。この辺り、カタリナがいつもの鈍感力を発揮してジオルドに命を狙われるんじゃないかと推測する流れに笑います。赤面しつつキースは、ジオルドは「男女のそういう行為」を狙ってくるんじゃないかと心配していると教えてくれます。ここで鈍感の極みであるカタリナも、さすがにその意味を汲み取っておろおろします。18禁は自分には早すぎる、と結論づけたカタリナ。かわいい〜〜!わたしは良い歳の大人なので、ジオカタの18禁を楽しみに待ってます!!

ニコルとのダンスでは、ニコルがキモいストーカー紳士にまで狙われていることが判明。お見合いはうまくいかなかったと告白するニコル、その後は彼の濃厚な魔性のオーラにやられてカタリナの記憶が曖昧に(笑)アランにナチュラルにあーんをしてしまうカタリナでしたが、すぐにメアリがやってきます。そして退散させるメアリの怖いこと怖いこと…とぼとぼ、子犬のようです。ジオルドからの夜のお誘いもありませんでした。めでたしめでたし(?)

 

パーティーが終わりお泊まり会の前、かわいいパジャマに着替えて準備を終えたカタリナはキースのお部屋に遊びに行きます。覚えてます??この6巻、4巻の続きなんですよ。4巻といえば、キーカタのキスにキースの告白!その続きなのです。もうお分かりですね?カタリナはキースに押し倒された挙句、「何をされても文句言えないからね」と「熱を帯びた目」で迫られます!あ〜ジオカタ18禁の前にキーカタ18禁が〜〜ていうかキース、ジオルドだけじゃなくて自分だってそんなこと考えてるんでしょ〜とわくわくしますが、おでこチューで事なきを得ます。頑張りましたキース。

ぼーっとしたまま女子会に向かうカタリナ。いつも見せないキースが男の顔を見せたことは、かなりカタリナにとって衝撃だったようです。キースはキースで、猛反省。「基本的に自分から積極的にアプローチをかけられる性格ではない」とうじうじしているキースがかわいいのなんの…正ルートチャラ男が聞いたら鼻で笑いそうです。でも正ルートチャラ男もたくさんの女性と遊んではいたけれど、初恋はマリアだったんでしょうね。悩むキースの元へ、アランとニコルが合流します。全員、考えることは同じです。ほら…来ましたよ…暗闇でも目立つ金髪の胡散臭い王子が…

ジオルドがカタリナを訪ねることを見越して、3人は女子会部屋の手前で待機していたのでした。堂々としたジオルドと呆然とするキースがおもしろいです。ニコル&アランの天然発言に巻き込まれ、ニコル念願の男子会を開催することになった一同。ジオルド、嫌なら断ればいいのに。「射殺さんばかりの視線」を投げ、「不機嫌の嵐」を巻き起こすジオルドに笑いました。アランとニコルはピュアかわいい。

不穏な悪夢を見てしまったカタリナは、昨夜キースに押し倒されたことはすっかり忘れてしまったようです。不機嫌なジオルドにげっそりとしたキース、不憫です……

 

お城お泊まり会でこんなに書いてしまった。魔法省編は短めに。

無事にマリア、ソラと魔法省に入省したカタリナ。そこで夢で見た乙女ゲームの新作「FORTUNE・LOVER Ⅱ」と同じ登場人物に遭遇します。前作と違ってゲームをプレイする前に死んでしまったのですが、親切な誰かが残してくれたメモによってカタリナは新たな破滅フラグを回避しようと奮闘します。新攻略対象は3人、おなじみのソラ、真面目な魔法省の堅物幹部のサイラス、そして飛び級で魔法省に入省した天才少年のデューイ。どうにかして新キャラの弱点を探り出そうとするカタリナですが、前途多難です…

そして魔法省で能力確認のため任務を与えられることに。カタリナ、マリア、ソラそしてデューイの4人と、監督としてローラ先輩(マッチョなおっさん女子)とすぐ迷子になるハート先輩は郊外の村で狸退治を行うことになりました。マリアの正ヒロイン力の高さに痺れました。あとポチ。ポチかわいい。

 

後日談として、お城へのお泊まりが決まった日のこと。ジオルド主催のお茶会だったのですが、そもそもカタリナと2人きりのお茶会にみんなが来たことにジオルドはイライラ。「少し虐めてやろうかと思っていた弟のアラン」!双子王子尊い〜〜ジオルドとアランの関係性だけでご飯が進みますね。そんな愛しの双子王子が主役のパーティーなので、張り切って準備している第一王子がさらにジオルドの苛立ちの種に。うまくいかないカタリナとの進展、王位継承争い、それに業務などやること目白押しで頭痛までしてきた王子でしたが、カタリナからの思わぬプレゼントに元気が出たのでした。ちゃんとジオルドの限界を知っているカタリナ、聖母…挿絵の母性あふれるカタリナに真っ赤になるジオルドを見たら、わたしも元気が出てきました。疲労にジオカタ、風邪にジオカタ、便秘にジオカタ。

 

ここまで読み返してみて、まるで下手な自動翻訳のようなひどい文章にびっくりしました。でも原作の小説はとってもおもしろいので未読の方がいらっしゃったらぜひお手にとってみてくださいね。ありがとうございました。

続きの7巻感想はこちら

 

aomilk.hatenablog.com

 

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 小説5巻

アニメ化を記念して、「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」の原作小説を振り返っています。今回は5巻の感想(ネタバレあり)です。

お楽しみの9巻発売までに全巻の感想を上げられたらいいのですが。ひたすら長文です。

 

 

5巻は各キャラにスポットを当てた短編集なので、どのキャラが好きな人でも楽しめる良いとこ取りの楽しい巻です。

まずはジオルドから。

ジオルドのことを大好きなご令嬢が登場、まさかのライバル出現!!!!というお話です。とにかく色んな種類の微笑みを見せてくれる腹黒王子が必読です。

きな臭い冒頭…からのカタリナのくしゃみ。「ぶぇくしょんですわ」とくしゃみをすれば淑女らしくなるかしら?と考えるカタリナは相変わらずです。今回のお話は、魔法学園入学直前。カタリナは、そろそろ交友関係を広げなさいという父からの勧めと、キースの独断と偏見のチョイスでとある舞踏会に出席することに。それを聞いたジオルドはずっと微妙な顔(笑)対するキースは微笑んでいます。いつもと立場が逆!今回の舞踏会は、婚約者であるジオルドではなくキースがカタリナをエスコートすることになりました。

そこで出会うのが冒頭に現れたライバルご令嬢。カタリナに威勢よくジオルド奪還の宣戦布告をするのですが、ピンチにすぐ駆けつけてくれるキースがとても頼りになってかっこいい。キースにご褒美のハグ…ただし舞踏会の場で(その後お母様からお説教コース)「大好きよ!」なんてカタリナが言うの、女子を除けばキースだけじゃないでしょうか。キーカタ本当に尊い。いつも自分の恋沙汰には鈍いのに他人の恋愛事情は非常に敏感なカタリナ、現れたご令嬢がジオルドと自分の婚約をよく思っていないことに気付きます(でもすぐに忘れる)

舞踏会の出来事を「非常に非常に不快」に思いつつも、律儀に婚約者のジオルドの元へと報告しに行くキース。偉い。ここから王子様の微笑みの連続です。①最初にキースを出迎えての笑顔②「その美しい眉を少し寄せた」王子は「目の笑っていない笑顔」③話を聞いて苦笑するジオルド④説明する王子は「とてもよい笑顔」だけど「背中がぞわりと」してしまうキース⑤「再び胡散臭いいつもの笑顔」に戻るジオルド⑥またも「背がぞわりとする笑顔」をキースへ向けるジオルドと短いシーンに6回も、王子は色んな微笑みを見せてくれます。

このシーン、ジオルドだけでなくキースの心中描写もとっても好きです。カタリナのことを「それはそれは特別な存在」と言い切ったり、ジオルドの嫌味を流しつつも彼の性格の悪さを内心ディスります。大好きです。あと令嬢たちの嫌がらせを気にしないカタリナも好き。

そして次の舞踏会、カタリナはジオルドにエスコートされながらも臨むのですが、またしてもライバル令嬢が登場します。ライバル令嬢目線のジオルド、いつにもまして美しいこと…えっこっちを見て微笑んだ!ここは漫画でぜひ拝見したいところです。

その後は最強コンビのメアリ&ジオルドの見せ場です。メアリかっこいい。「迫力」があり「目で命令」するなんて…もう、メアリ様めちゃくちゃ好きです。メアリ、どのルートでも幸せになれるのはこういう凛々しさから来るのでは。正ルートでアランとマリアが結ばれても、きっとメアリなら別の素晴らしい人が現れて幸せにしてもらえるんだろうな、と考えます。

カタリナの「夫としてお礼をさせて」ほしいジオルド。このあたりのメアリ&ジオルドの牽制し合う会話が素晴らしいです。このコンビ良い…「見惚れるような美しい微笑み」を浮かべるジオルドは、ここでもさまざまな微笑みでライバルご令嬢を魅了します。

最後はオチが秀逸です。このオチが好きすぎて、シリーズ通して個人的に一番好きなお話。そのため、無駄にこんな長文を書いてしまいましたよ……

 

こんな調子で全編終わるのでしょうか魔の5巻。続いてキースです。

ショタキーカタが大好物なみなさん、前半は天使のようにかわいいキーカタが 随所で見られます!

時はキース引きこもり事件の少し後。姉として弟の世話をどうしてもやいてあげたいカタリナは、健全な育児に必要なのはスキンシップだということで 色んな方法でキースへのスキンシップを図ります。ハグや頭撫でから始まり、どんどん過激になっていくカタリナ。間違ってはいないのですが、すでにカタリナへの思いを自覚しているキースにとってはさぞかし辛かったことでしょう。いや、おいしいんでしょうけれど。最終的には4巻のほっこり話に繋がり、幼少期のかわいらしいキーカタを思う存分摂取できるのが前半。後半はキース視点で、ショタの振り返りと成人直前のお話です。

無自覚なカタリナに振り回された(る)苦労を回想するキース。多感なお年頃ですから、過度なスキンシップは身に応えたようです。正ルートでのチャラ男はどこへ行ったのか、女好きのかけらもないピュアな男性に成長していました。そして「気が付けば緊張しすぎて自分から触れることができなくなってしまっていた」!手の早いどこぞの王子様に聞かせてあげたい。この、好きすぎて触れられないキーカタが最高に好みです!!

そんなもどかしいキースの目の前で、大胆不敵なジオルドはカタリナとのダンス中にハグ→首筋キスを見せつけます。キースだけでなくメアリも目を光らせているのに。怒った猫ちゃんのようにカタリナに駆け寄るキースがかわいいです。(この場面、漫画1巻でありましたがとっても良いですよね)跡がつくほどのキスって、相当強く吸わないとできないのでは…

いつでもジオルドとの婚約解消をできるように書類を作ろうとするカタリナに、余計なことをして煽るなと思わず止めてしまうキース。キース、かわいいよキース。

あと、カタリナ前世・野猿ちゃんのおじいちゃんがかわいそうすぎて泣けました。

 

アラン編。

時は進んで魔法学園卒業間近のアランとカタリナが、校内で穏やかに時間を過ごすお話です。

アランはとても真面目で律儀な性格なので、兄の婚約者であるカタリナには、決して表立ってアプローチしたり思いを告げることはありません。それでもアランといるカタリナも、カタリナといるアランも自然体で素敵です。それに兄との確執をなくしてくれたこと、人生の重みで考えるとこの片思いは非常に切ないです。

休日の学園内、芝生の上でお弁当を頬張るカタリナと偶然出会ったアランは、彼女に誘われるがまま一緒にピクニックをすることになります。カタリナの食レポの酷さが笑えるのですが、そんなカタリナに優しくツッコミながらもちゃんとおいしいと食べてくれる王子アランの素直さよ!ピュアなアラン…アランともカタリナは結ばれてほしい…

最後まで穏やかな時間、とはいかずお年頃のアランには刺激の強いカタリナの……で結びとさせていただきます。アラン、「大変な思い」って何ですか!そこのところ詳しく教えてほしいです!

このアラン編、小説はもちろんですがその次の漫画でアランの切なさが倍増します。「上手く笑えてるか?」なんてもう涙腺崩壊ですよ。さらに注目すべきは、カタリナだけでなくきちんとジオルドもアランを見て笑いかけているところです!ジオルドとアランの確執の話ももっと詳しく読みたいんですよね…はあ…双子王子かわいい。

バラを渡されそうになって逃げ回るカタリナも、きょとん顔のジオルドもみんなかわいいです。

 

マリアとカタリナのお料理教室(コミック)。髪をピンで留めているキースかわいい〜と思ったのも束の間、全編を通して顔を曇らせっぱなしでさらにかわいかったです!

マリアも天然で天使。自由奔放なカタリナにうまく付き合えるのは、ジオルドでもキースでもアランやニコルでもなく、やはり正ルートヒロインのマリアなのかもしれない…と思わせるほどの聖女っぷり。出来上がったクッキーを持って行った先は、戦々恐々としている双子王子でした。

ドン引きしているアランに、どんな時も笑みを絶やさないジオルドに笑いが止まりませんでした。きっとあのクッキーも、ヒロインマリアはおいしいと食べてくれた気がします!!

 

(わたしの)お待ちかねニコル編。

ニコルもアラン同様真面目な常識人なので片思いが切なくて苦しい。アランは幼なじみと婚約しているカタリナへの不毛な片思いを終わらせるため、そして愛する家族と家門を守るため、とうとう婚約者を決めるお見合いを始めることに。素敵な女性たちとお見合いを重ねるニコルでしたが、どうもカタリナと比べてしまって身が入らない。そんな中、最後のお見合いで出会った少女とニコルはひょんなことで打ち解けることになり…

時間軸は4巻のキース家出事件の前後で、共に旅立ったカタリナとジオルドの進展が気になってしまっている様子。途中、これからの結婚観のあり方や女性の社会進出のお話などが出てきて考えさせられました。時代遅れとニコルに言い放った少女(フレイ?)、この貴族社会ではかなり先見の明があると思われます。他人より先読みする力がある人は、ビジネスでもプライベートでも成功しますから、彼女なら大丈夫。

ニコルとニコルパパの会話が素敵です。さすが器の大きそうな宰相パパ、ニコルのことを信頼してそして愛してくれているんだな…と感動していると、お見合いを知らされていなかった激おこのソフィアが現れてニコルに驚きの過去を話してくれます。挿絵の兄妹が美形…

がんばれ、ニコル!わたしは魔性ニコルの猛アプローチがもっと見たいです!!

 

男性陣の最後はラファエル(&ソラ)編。

こちらはカタリナはほとんど絡まず、魔法省で苦労するラファエルのお話。社畜ラファエルのお話は心が痛くてあまり読めていません(笑)このまま社畜キャラでいくのでしょうか…

 

ショートコミックス。ガールズトークでの女子のパジャマ姿がとってもかわいいです。眼福。特に妄想がすぎるメアリが妖艶。

ボーイズトークもおもしろかったです。ジオルド、どろっどろに甘やかして時々いじめたいなんてドS王子…そんなジオカタが見たい…ジオカタ……ニコルがさらっと爆弾発言しています。影から見守るのも愛ってことでしょうか、切ない。ソラのオトナな一言にざわつくメンバーが笑えます。こんなにみなさんイケメンハイスペなのに、ソラ以外全員童貞どころかキスもままなってないわけですもんね。不穏な空気を漂わせてすぐに牽制するジオルドと違って、顔を赤らめているキースはやはりチャラ男性質が生まれながらにあるとみました。みんな好きです。

生まれ変わりの話は、メアリの王様姿がイケメンすぎて他が頭に入ってこなかったです。

 

女性陣の恋バナ編。こちら、なんとほとんど垣間見られないメアリとアランの胸きゅん話があるんですよ!メアリ&ジオルドのコンビが好きなわたし、でもメアリはどのルートでも素直な性格の人が好きなんですよね。変なことを書いてごめんなさい(でもやっぱりお似合いだと思う)メアリもソフィアもマリアもカタリナに負けずモテモテですよというお話。

 

 ずいぶんと長くなってしまったので、再録の感想はまた次の機会に…3巻・4巻に比べて倍以上書いてしまいました。5巻、どのキャラ好きさんにもおすすめです!!!

次の6巻感想はこちら↓

aomilk.hatenablog.com

 前4話はこちら↓

aomilk.hatenablog.com