パリ在住オタクのおしゃれでない日記

パリジェンヌとは程遠いオタクです。

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 小説6巻

アニメ化されました「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」、これを機に原作小説のネタバレありの感想を載せています。今回は6巻。生徒会メンバーに偏りすぎていますが悪しからず…

 

6巻は、めでたく魔法学園を卒業したカタリナと生徒会メンバーがお城にお泊まりしたり、就職先の魔法省で狸退治をするお話です。

今回大活躍するのはカタリナとマリア、ポチ、マリア、ソラ、マリアです。正ヒロイン圧倒的なヒロイン力。マリア万歳。

 

卒業式。感慨にふけるカタリナですが、口から出てくるのは食べ物の名前ばかり。呆れたキースが飴をくれるのですが、中身は前世のおばさんのようだ、とはひどい(笑)カタリナを餌付けるために食べ物を常備しているキースかわいいです。

さて、物語一行目から卒業生代表として壇上に上がるジオルドの美しさ!その麗しさに女子生徒たちは涙まで浮かべています。式後も生徒に囲まれすぎてジオルドは行方不明に。カタリナもファンと思しき女子生徒に囲まれるのですが、マリアたちと違って男子に囲まれないことが不服のよう。カタリナは女子にモテるのは確かでしょうけど、男子はジオルドやキースが怖くて近寄れないんじゃ…と思いました。

かわいい生徒会の後輩、フレイとジンジャーちゃんもお祝いにやってきます。2人からの贈り物にカタリナも喜びますが、特に好みを知り尽くしたジンジャーちゃんからの贈り物には大喜び。この後行われるお城のパーティーに着ていくドレスのないジンジャーちゃんに、カタリナは自分のドレスを貸してあげることにします。そこからカタリナのドレスレンタル権を巡って女子で争いが。ここの百合パートの女子たちはみんなかわいいの塊です。そしてお城に行くまではジンジャーちゃんパート。もうツンデレのツンは見当たりません。

お城に行く馬車の中、ジンジャーちゃんはカタリナがお城に泊まる準備をしていることを知ってジオカタがとうとう一夜を過ごすのだと勘違いして真っ赤になります。ジンジャーちゃんかわいい。間髪入れずにカタリナ+生徒会メンバー全員で泊まるんだと否定するキース。想像上でもジオカタが結ばれるのはいやなんですね、キースもかわいい。ジオルドに拐われないよう、「危ないからくれぐれも夜中に1人で出歩かないこと」と何度もカタリナに言い聞かせるキース。カタリナ、守れるかなあ?

お城に到着したカタリナ、甘い台詞で王子様が出迎えてくれます。が、カタリナはもうジオルド耐性がついてしまったようです。残念。ジオルドのお疲れの様子に気づいたカタリナが声をかけると、ジオルドは本当の笑顔になってカタリナに激甘ボイスで追い討ちをかけます。これにはジオルド耐性がついたはずのカタリナも厳しかったようでした。

今夜はお泊まり女子会をやるので、女子たちはその話題できゃっきゃとはしゃいでいます。そしてカタリナは、せっかくなので男子会もすればいいと提案します。イケメンだらけの男子会にわくわくしたのですが、キースは嫌そうに断ります。「ジオルド様たちと何を朝まで語りあかせばいいのかわからないし」、そりゃそうですね。カタリナへの思いくらいしか共通の話題なさそうだし、そんなことを語り合ったら男子会どころか決闘大会になってしまう。ところが思いの外ニコルの心に刺さってしまったらしく、その様子がかわいいです。ニコルもきっと熱く色々語りたいんでしょうね。ソフィアは完全に腐女子のようです。

パーティーが始まり、カタリナとジオルドはダンスを始めます。周囲の令嬢を虜にする完璧王子のジオルドを見て、悪役令嬢の自分ではやはり釣り合わないと上の空で踊っていたカタリナ。すぐにジオルドにばれてしまい「僕のことだけ考えていてくださいよ」とまたしても激甘なボイスで王子は囁きます。ジオルド、言っていい!?今、カタリナはあなたのことを考えていたんですよ!!と教えてあげたいです。ああ、ジオカタ…

続いてキースがカタリナの相手を務めますが、ジオルドに今夜部屋に来るよう誘われたかどうかが気になるようです。カタリナは女子会があるのでジオルドと会う予定はない、と否定しますがキースはまだ心配している様子。この辺り、カタリナがいつもの鈍感力を発揮してジオルドに命を狙われるんじゃないかと推測する流れに笑います。赤面しつつキースは、ジオルドは「男女のそういう行為」を狙ってくるんじゃないかと心配していると教えてくれます。ここで鈍感の極みであるカタリナも、さすがにその意味を汲み取っておろおろします。18禁は自分には早すぎる、と結論づけたカタリナ。かわいい〜〜!わたしは良い歳の大人なので、ジオカタの18禁を楽しみに待ってます!!

ニコルとのダンスでは、ニコルがキモいストーカー紳士にまで狙われていることが判明。お見合いはうまくいかなかったと告白するニコル、その後は彼の濃厚な魔性のオーラにやられてカタリナの記憶が曖昧に(笑)アランにナチュラルにあーんをしてしまうカタリナでしたが、すぐにメアリがやってきます。そして退散させるメアリの怖いこと怖いこと…とぼとぼ、子犬のようです。ジオルドからの夜のお誘いもありませんでした。めでたしめでたし(?)

 

パーティーが終わりお泊まり会の前、かわいいパジャマに着替えて準備を終えたカタリナはキースのお部屋に遊びに行きます。覚えてます??この6巻、4巻の続きなんですよ。4巻といえば、キーカタのキスにキースの告白!その続きなのです。もうお分かりですね?カタリナはキースに押し倒された挙句、「何をされても文句言えないからね」と「熱を帯びた目」で迫られます!あ〜ジオカタ18禁の前にキーカタ18禁が〜〜ていうかキース、ジオルドだけじゃなくて自分だってそんなこと考えてるんでしょ〜とわくわくしますが、おでこチューで事なきを得ます。頑張りましたキース。

ぼーっとしたまま女子会に向かうカタリナ。いつも見せないキースが男の顔を見せたことは、かなりカタリナにとって衝撃だったようです。キースはキースで、猛反省。「基本的に自分から積極的にアプローチをかけられる性格ではない」とうじうじしているキースがかわいいのなんの…正ルートチャラ男が聞いたら鼻で笑いそうです。でも正ルートチャラ男もたくさんの女性と遊んではいたけれど、初恋はマリアだったんでしょうね。悩むキースの元へ、アランとニコルが合流します。全員、考えることは同じです。ほら…来ましたよ…暗闇でも目立つ金髪の胡散臭い王子が…

ジオルドがカタリナを訪ねることを見越して、3人は女子会部屋の手前で待機していたのでした。堂々としたジオルドと呆然とするキースがおもしろいです。ニコル&アランの天然発言に巻き込まれ、ニコル念願の男子会を開催することになった一同。ジオルド、嫌なら断ればいいのに。「射殺さんばかりの視線」を投げ、「不機嫌の嵐」を巻き起こすジオルドに笑いました。アランとニコルはピュアかわいい。

不穏な悪夢を見てしまったカタリナは、昨夜キースに押し倒されたことはすっかり忘れてしまったようです。不機嫌なジオルドにげっそりとしたキース、不憫です……

 

お城お泊まり会でこんなに書いてしまった。魔法省編は短めに。

無事にマリア、ソラと魔法省に入省したカタリナ。そこで夢で見た乙女ゲームの新作「FORTUNE・LOVER Ⅱ」と同じ登場人物に遭遇します。前作と違ってゲームをプレイする前に死んでしまったのですが、親切な誰かが残してくれたメモによってカタリナは新たな破滅フラグを回避しようと奮闘します。新攻略対象は3人、おなじみのソラ、真面目な魔法省の堅物幹部のサイラス、そして飛び級で魔法省に入省した天才少年のデューイ。どうにかして新キャラの弱点を探り出そうとするカタリナですが、前途多難です…

そして魔法省で能力確認のため任務を与えられることに。カタリナ、マリア、ソラそしてデューイの4人と、監督としてローラ先輩(マッチョなおっさん女子)とすぐ迷子になるハート先輩は郊外の村で狸退治を行うことになりました。マリアの正ヒロイン力の高さに痺れました。あとポチ。ポチかわいい。

 

後日談として、お城へのお泊まりが決まった日のこと。ジオルド主催のお茶会だったのですが、そもそもカタリナと2人きりのお茶会にみんなが来たことにジオルドはイライラ。「少し虐めてやろうかと思っていた弟のアラン」!双子王子尊い〜〜ジオルドとアランの関係性だけでご飯が進みますね。そんな愛しの双子王子が主役のパーティーなので、張り切って準備している第一王子がさらにジオルドの苛立ちの種に。うまくいかないカタリナとの進展、王位継承争い、それに業務などやること目白押しで頭痛までしてきた王子でしたが、カタリナからの思わぬプレゼントに元気が出たのでした。ちゃんとジオルドの限界を知っているカタリナ、聖母…挿絵の母性あふれるカタリナに真っ赤になるジオルドを見たら、わたしも元気が出てきました。疲労にジオカタ、風邪にジオカタ、便秘にジオカタ。

 

ここまで読み返してみて、まるで下手な自動翻訳のようなひどい文章にびっくりしました。でも原作の小説はとってもおもしろいので未読の方がいらっしゃったらぜひお手にとってみてくださいね。ありがとうございました。

続きの7巻感想はこちら

 

aomilk.hatenablog.com