パリ在住オタクのおしゃれでない日記

パリジェンヌとは程遠いオタクです。

悪女の定義 85話

ピッコマで連載中の「悪女の定義」、ハマりすぎて韓国語でも読んでいます。韓国語はまったくできないのであやふやですがネタバレ感想を記していきます。

その前に、今日はピッコマ更新でした。久しぶりに67話を読み返してみて、やっぱりカイラード皇子にも頑張ってもらいたいなと改めて思いました。でもシャティの目標が皇后になることなので、そうなると恋愛感情抜きでもカイラードは皇太子に敵わないですからね…切ない。

 

(※6/11修正しました)

今回は85話です。前回84話に引き続き、皇太子レオフリドの過去の回想でした。

18歳で舞踏会に参加した皇太子の元に、アイリーンが訪ねてきました。高位貴族でないアイリーンは本来は参加資格はなかったのですが、評判の良さで参加することができていたいようです。

いきなり、アイリーンは皇太子と協定を結びたいのだと告げます。2人は初対面でしたが、アイリーンは自分の提案は皇太子にとって魅力的なはずだと自信満々です。自分を皇后にしてくれれば、皇后の権限を全て皇太子に明け渡そうというのです。

皇太子はそんなに魅力的な提案だとは思わなかったようでした。そもそも、低位貴族のアイリーンを皇后にするのは簡単ではありません。皇太子がアイリーンに皇后になりたい理由を尋ねます。アイリーンが皇后になりたいのは、毎日仮面をかぶっているのに吐き気がしていて、他の者より上の立場にいたいからなのだそうです。皇太子はアイリーンのその発言が気に入ったようです。皇太子、避暑地旅行でも思いましたが性癖がおかしい。この皇太子は完全に「面白い女じゃねえか」で落とせるようです(笑)わたしのポンコツ翻訳がダメすぎるのか、全っ然、アイリーンの返事のどこがツボに入ったのかわかりません。何度も言いますけど、だからレオフリドは人を見る目がないって皇太子の推薦から漏れるんですよ〜〜

母の皇后は、以前に息子のレオフリドではなくストラヴィンを皇太子として推薦したカイロン家を毛嫌いしていました。レオフリドが皇帝になった暁には、カイロン家を粛清し代わりに自分の親戚をその座に就かせようと画策していました。そういう計画を邪魔されないような次期皇后の方が自分たちには都合が良い。そう皇太子は判断して、アイリーンと協定を結ぶことにします。

こうして、皇太子とアイリーンは恋人のフリをすることになったのでした。アイリーンは低位貴族だったので、レジーナにするにはそれくらいの後押しが必要なのです。

3年後、皇太子のレジーナを決める時期がやってきました。父の皇帝は、カイロン公爵の娘であるシャティを推薦しました。カイロン家を嫌う母の皇后はもちろん反対します。しかし皇太子は好機とみます。カイロン家の勢力を弱らせるためには、娘のシャティを駒に使えると踏んだのでした。皇太子は、シャティに不自由な宮での生活がどんなものか見せてやろうと悪役顔負けの冷酷さを見せます。

皇太子は実はカイロン公爵ではなくシャティを不愉快な存在だと思っていたのです。小さい頃から自分のやりたいことをやっても許されていたシャティは、いつも宮殿で厳しく縛られている皇太子の生き方とはあまりにも違いました。わがままで自由奔放なシャティを叱る人間は誰もいません。自分には与えられなかった自由を満喫するシャティ。皇太子は、そんなシャティから自由を奪ったらどうなるのだろう、とほくそ笑みます。このあたりの皇太子は完全に悪人顔。でもイケメン。それにシャティのパパ、カイロン公爵もイケメン。ちびシャティもかわいいですが、かわいがっているパパもかわいい。この親子、只者ではない……

皇太子は、わざとレジーナお披露目パーティーでアイリーンだけをエスコートすることにします。物事が自分の思い通りにいかないとわかったシャティは、どんな顔をするだろうかとわくわくする皇太子でしたが、シャティの反応は皇太子の予想とは違っていました。もうすでにシャティは、別人のようになっていて自由もすでに奪われていたような顔をしていたのです。ここでのシャティは、もう中身が芙美ちゃんになっていますからね。そして皇太子とシャティの目が合った時、シャティの目には怒りの火花が散りました。そんなシャティの本質を発見した皇太子は、どんどんシャティに興味が湧くようになったのでした。

皇太子の幼少期からのシャティへの謎の執着心。いじめたい→あれ、思った通りの反応じゃないな?→オコのシャティに惹かれる。皇太子、ドSなのかドMなんだかわかりません!!自分の手でシャティの自由を奪ってみたかった皇太子、芙美ちゃん以前から無意識にシャティに惹かれているような……中身が芙美ちゃんでなければ、好きにはなっていなさそうですが。う〜ん、今思えば冷たい関係のシャティと皇太子もいいな!?冷たい顔と目をしていたくせに、実はシャティにあれだけご執心だったとは。そう思うと、初期の不遇も読み返すとオイシイ。

 

やっと明かされた皇太子とアイリーンの関係。これを読むまでは、いまいち皇太子のことを応援できなかったのでやっぱり好きな回です。避暑地旅行の時なんて、アイリーンがいるくせに何口説いてんだ!?ってなってましたからね。前提として芙美ちゃんは元彼を寝取られているので、アイリーンが本当の恋人でなくてよかったです。つまり、皇太子のファーストキスはシャティでよろしいのでしょうか??それとも適当に女遊びはしていたのですか???

 

この回想話、皇太子が「ステナ」とアイリーンのことを呼び捨てしているのに対してシャティのことは「カイロン公女」なのが地味に好きです。

 

続きの86話感想です。こちら↓

aomilk.hatenablog.com

ショタ皇太子がかわいい前回84話はこちら↓ 

aomilk.hatenablog.com