パリ在住オタクのおしゃれでない日記

パリジェンヌとは程遠いオタクです。

悪女の定義 94話

ピッコマで連載中の漫画「悪女の定義」94話のネタバレ感想です。ハマったため公式で読んでいます。韓国語は全くできませんので、間違いや解釈違いがあると思いますがご容赦ください。

 

(※6/12、1/5 修正して再投稿しました)

前話では孤児院の査察からの帰り、シャティと変装した皇太子が馬車内でお互いの気持ちを語り合いました。「シャティを幸せにする努力をする」と皇太子は告げるのですが、シャティは口付けられた手を振り払ってしまうのでした。皇太子とアイリーンが恋人同士だと思っているシャティは、皇太子のその言葉は「アイリーンとシャティの両方を幸せにする」と解釈したのです。

 

レオフリド皇太子にはたくさんの腹違いの兄弟がいます。第5皇子カイラードや、亡くなった第7皇子もその1人。彼らはそれぞれ別の母親と皇帝の間に生まれた、片親違いの兄弟なのです。

つまりレオフリド皇太子も、父の皇帝のように複数の妻を娶ることは可能です。この帝国では悪いことではないばかりか、複数の妻を持つことは美徳とされています。皇族の血筋を残すことを一番に考えるとすれば仕方ないですね。

それは、現代での前世の記憶を持つシャティには受け入れがたいことでした。前世の芙美は、恋人を親友に寝取られて傷つき死んでしまいました。シャティ(芙美ちゃん)は、自分の愛する人が他の誰かを愛してしまうことがどれだけ辛いのか身を持って知っていたのです。シャティが皇太子に惹かれれば惹かれるほど、皇太子が何人もの妻を娶ることができるという事実はシャティを深く傷つけるのでした。

そのトラウマから、シャティは誰かと愛を分け合うことはしたくないと涙を浮かべます。

しかし皇太子は、自分も愛を分けることはしたくないときっぱり告げます。シャティは、それならもう特別扱いはしないで欲しいと訴えます。皇太子は誤解を解こうとします。

ところが、宮に到着したにも関わらず馬車から降りてこないシャティを心配し、ラブエルたち侍女がそこで声をかけます。皇太子は変装したままだったので、見知らぬ人とシャティが話していると思われたのです。涙を拭ったシャティは、青年(皇太子)は皇太子の客人なので送り届けるよう侍女に命じて皇太子とは別れてしまいます。

 

自室に戻ったシャティの通信機に、皇太子から連絡が入ります。しかし、心身ともに疲れ切った今のシャティは皇太子と話す気になれませんでした。シャティは侍女エスターに通信機を返却させます。目ざとくばあやが、皇太子と話ができなくなると文句を言いますが、シャティは無理やりばあやを下がらせて眠りにつくのでした。

翌朝早く、皇太子がシャティの元を訪れます。突然のことに慌てふためく侍女たち。皇太子は急いで出迎える準備をした侍女たちを下げようとしますが、シャティは皇太子と2人きりになりたくなかったため侍女を下げませんでした。

皇太子はため息をつき、孤児院の査察のことをシャティに尋ねます。孤児院も責任者も問題はなさそうです。そして皇太子は、昨日のシャティの「誰かと愛を分け合いたくない」という発言を蒸し返そうとします。

しかし、昨日シャティが話したのは変装した皇太子です。シャティは、昨日は皇太子とは話していないとシラを切ります。皇太子もそれ以上追求しませんでした。

シャティはその皇太子の態度が腑に落ちません。皇太子はシャティと同じく、誰とも愛を分け合いたくないと答えました。つまり、皇太子はアイリーンだけを愛するという意味だったはずです。それともアイリーンではなくシャティを愛するという意味なのだろうか?そんなはずはない、とシャティは思いを巡らせます。

シャティはそれを確かめるため、もうすぐ始まる狩猟祭では、皇太子はアイリーンをパートナーに選ぶつもりかと聞きます。

一瞬の沈黙の後、そうだと皇太子が答え、シャティはひどくがっかりして落ち込んでしまいました。皇太子のことを考えれば考えるほど、シャティは傷ついていくだけなのです。

何これ切ない〜〜〜!!!???切なすぎます。読んでいるだけで辛いです。シャティは皇太子の「愛を分け合いたくない」発言を勘違いして、完全に皇太子はアイリーンだけを愛しているんだと思っています。皇太子も誤解を解こうとするのですが、なかなか上手く行きませんね。皇太子、もうちょっと強引に言ってもよかったんですよ!?アイリーンとの協定(破棄しようとしたが脅されている)のある皇太子は、アイリーンとパートナーにならざるを得ないのでしょう。その事情を知らないシャティは勇気を出してパートナーの件を尋ね、自分ではなくアイリーンを選んだ皇太子に傷ついています。シャティがかわいそうです;;

帰り道、皇太子はシャティに伝えたいことがあったと話します。でも今のシャティは何も聞きたくないようだし、済ませなければならないこともあると皇太子は続けます。そっとシャティの指を握り、「どうか待っていてほしい」と言い、シャティも頷くのでした。

 

ここでシャティの手を取る皇太子に少し安心しました( ;  ; )

そして、この話で皇太子はシャティのことを何度かシャティ呼びしています。避暑地旅行以外で、シャティ呼びしたのは初めてでしょうか?以前にもありましたかね?とにかく距離が近くなっているのがわかる呼びかけでした。

狩猟祭ではカイラード皇子との三角関係も進展するのでしょうか、皇太子とシャティの誤解はいつ解けるのでしょうか??もどかしいです……

 

2人のイチャイチャが最高の前話93話の感想はこちら↓

aomilk.hatenablog.com