パリ在住オタクのおしゃれでない日記

パリジェンヌとは程遠いオタクです。

悪女の定義 93話

ピッコマの漫画「悪女の定義」93話のネタバレ感想です。本国公式で読み進めています。韓国語はできませんので、解釈の間違いが多々あるかもしれませんがご容赦ください。

 

(※6/12、1/5 修正しました) 

前回92話で、孤児院への査察に訪れたシャティ。疲労困憊で転びかけたシャティをとっさに助けたのは、なぜか変装したレオフリド皇太子でした。

皇太子は魔法で変装をしているようですが、見かけを変えても声や手までは隠していません。シャティはしらばっくれた様子で、レオと名乗る青年(変装した皇太子)に、レオという名前は知り合いに似ているとからかいます。名前だけでなく、声や歩き方までそっくり。でも彼は忙しくてこんな所にいるはずがない、同一人物なわけがないとシャティはわざと青年に言います。

シャティの芝居に、シャティこそ自分の知り合いによく似ている、と皇太子も乗ってきました。青年(皇太子)は、あなたも彼女もどちらも綺麗だとシャティの顔に手を伸ばします。

予想外の返答に、シャティは真っ赤になってしまいます。周りにいた子供たちが、赤面するシャティを囃し立てます。もしかして青年のことが好きなのか?と子供たちは大はしゃぎ。シャティは恥ずかしさのあまり、シャティが彼を好きなのではなくて、彼がシャティを好きなのだと冗談で叫びます。図星を突かれたのかそれとも付き合い切れないと思ったのか(皇太子、最近はだいぶ改善されましたがそもそも無表情な人でしたね笑)、子供たちに囲まれるシャティを置いて青年皇太子は去って行ってしまいます。シャティは思わず青年に対して、殿下と呼び止めています(笑)

やがて帰る時間になりました。寂しがる子供たちに、シャティは、一生懸命学び努力を惜しまず立派な人物になれば宮殿に来ることができると説きます。そして幸せを諦めないこと、シャティにとって子供たちの幸せが一番大事なのだと言い聞かせます。

シャティは、従業員に紛れている青年レオ(皇太子)を連れて馬車に乗って帰ります。孤児院に来た理由を尋ねるのですが、芝居をまだ続けたい皇太子は自分はただの平民だと答えます。続けて、シャティと会えずに寂しかったのだと告白します。シャティは動揺しますが、自分たちは今日が初対面のはずだと芝居を続けます。皇太子は、知り合いの話だとはぐらかし、その知り合いを恋しく思っていたのだと合わせます。

シャティは、とんでもない美人と言っていた彼女のことかと冗談を飛ばしますが、皇太子はとんでもない美人とまでは言っていないけれど、その言葉は間違ってはいないと顔を赤くします。皇太子はシャティを見つめながら、その彼女は輝く髪に薔薇色の頬、完璧な輪郭、そして綺麗な瞳の持ち主だと語ります。ここの皇太子は、シャティを見つめながら美しさを讃えるポエマーになっています。変装しているくせにめちゃくちゃエロかっこいいです…照れるシャティがまた美しい。シャティもシャティに似た誰かさん(つまりシャティ)も両方綺麗だと言って、手を伸ばす皇太子……メロメロじゃないですか…シャティに会えなくて寂しくて変装して来たって…本当、涼しい顔してムッツリなんですから!!!どれだけ美しいかポエムを語り始めたのも甘々すぎて、とっっっても良いです!!!皇太子、シャティが初恋なんですよねきっと。こんなに拗らせて。最高ですけど!!!?

シャティも話し始めます。

実は皇太子のことを好きじゃなかった。彼が意図的にやったことではないけれど、それでも彼のせいでとても苦労したから憎んでいた。全ては自分が犯した行いのせい(芙美ちゃん以前のシャティの悪行ですかね)かもしれない。それでも彼と関わっていくうちに、思ったより悪い人ではないし、知らなかった彼の周りの状況についても理解することができるようになった。

この、「シャティと青年レオは初対面でお互い知り合いではない」という芝居の状況のおかげで、シャティは皇太子に自分の正直な気持ちを打ち明けることができたのでした。

シャティは今では皇太子のことは好感を抱いていて、彼の賢さや優秀さ、国民への思いは自分も学ぶべき所が多いと褒めます。もしかしたら皇太子と結婚するかもしれないけれど、予想していたよりは仲良くできそうだから悪くはないかもしれない。そう青年レオ(皇太子)に吐露します。褒められた皇太子が嬉しそうで何よりです。シャティも皇太子もかわいすぎて尊いですね……

皇太子はそっとシャティの手を握り、彼はあなたを幸せにしようとするだろうと言って、その手に口付けます。

何ですかこの甘々空間は!!!?見つめ合う2人、芝居にかまけてシャティの美しさを語る皇太子にそれはもう胸がキュンキュンします。ずっと見ていたい……芝居を続ける2人が非常に楽しそうで、わたしも嬉しいです。皇太子は変装中なのでそれだけが残念ですが、でも青年レオもほぼ皇太子の顔なので良しとしましょう。

しかし、皇太子の言葉に引っかかってしまったシャティの心は沈みます。「幸せにしようとする」…皇太子の言う通り、皇太子は「複数の」妻を娶って幸せにしようとはできるでしょう。でもシャティにとっては受け入れがたいことでした。シャティはアイリーンが皇太子の恋人だと思っているので、皇太子のその言葉を「アイリーンもシャティも幸せにしたい」という意味にとってしまっているのです。シャティは涙を浮かべ、誰かと愛を分け合うことはしたくないと皇太子の手を振り払ってしまいます。

皇太子がかっこよく手にキスをしたのにシャティは泣き出してしまいます。シャティはまだ皇太子とアイリーンのことを誤解したままですからね。どっちも切ないですが、ここは皇太子に決めていただきたいところです。皇太子の思いがシャティにちゃんと伝われば良いのですが。

2人のセリフ一言一言、イラストの全てに悶えてしまいました。本当にこの93話は神回ですね〜〜〜!!

 

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aomilk.hatenablog.com

前話の感想はこちら↓
aomilk.hatenablog.com