パリ在住オタクのおしゃれでない日記

パリジェンヌとは程遠いオタクです。

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 小説3巻

アニメ化した良いタイミングなので、ぜひこれを機会に「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」の原作小説ももっと多くのみなさんに手にとってもらいたい。

そんな思いで少しずつ感想を吐き出します。言うまでもなくネタバレです。

まずわたしのお気に入りの3巻から。なぜかと言うと、ジオカタ好き歓喜の結末だからです!!

 

物語はカタリナの通う魔法学園の学園祭が行われるところからスタートです。と、その前にジオルドとキースがカタリナを巡ってバチバチしています。このバトル、本当に好みです。

そして学園祭イコールお祭りイコールお好み焼きやたこ焼き!とワクワクしているカタリナがかわいい。

当日は忙しい生徒会メンバーにかわって、カタリナはモブのクラスメートたちと学園祭を回ることになります。ちゃんと生徒会メンバーでなくても、カタリナの性格(食欲)をわかってもらえているのが愛しい…

お腹いっぱいのカタリナは生徒会メンバーそれぞれに差し入れを持って会いに行く、という流れ。ここでそれぞれのキャラとの見せ場が順番にあります!

まずメアリとキース。

まさかメアリとキースが恋仲!?と勘違いするカタリナは今日も全力です。家でやっているイチャイチャを無自覚で繰り出すカタリナに、公共の場では弁えてほしいというキース(笑)。カタリナにそんな器用なことはできないでしょうよ。我慢するキースにカタリナ、と言うキーカタも大好き。ロミオに嫉妬しているキース、かわいい。

メアリのキースへの奥手発言にはめちゃくちゃ笑いました。正規ルートと一番違っているの、どう見てもキースですよね。あとキースとメアリの、ジオルドに対する扱い。ジオルドは、「あからさまに手を出そうとしている」「異常です」…。こういう場面で出てくるジオカタも好物です。

続いてソフィアとニコル兄妹。

これはカタリナが悪い!(笑)あんな発言をしたら、魔性の伯爵も我を忘れて愛の告白をしちゃうに決まっています。つくづくカタリナは天然たらしだなあと再認識しました。

こんな切ないニコルを見たら、ジオカタ派のわたしもカタリナにはニコルを幸せにしてほしいと願ってしまいます。ニコルとカタリナが結ばれれば、ソフィアも幸せになりますしね。他のカプだと幸せになるのは当事者だけですけど、ニコルとならアスカルト家全員が幸せに…マリアやメアリも大好きですが、ソフィアはあっちゃんのこともあってやっぱり一番切ないんだよなあ…

あとこの場面を独占欲の強い第三王子に見せてやりたいと思いました。

お次はマリアとラファエル。

ダークホース・ラファエルがさすがの策士で、うまくマリアを味方につけてジオカタを離れさせようとしたのが面白かったです。そして結果は大成功。そもそも最初の発言から計画通りなんて、元生徒会長なだけありますよね。でも魔法省編のラファエルは書類に埋もれているばかりでちょっとかわいそう。完全にソラに出番を奪われてますもんね。

最後はジオルドとアラン兄弟。

ここでもジオルドとマリアの恋仲を疑うカタリナ(笑)ジオルドはカタリナが応援しているマリアを気にしていただけなのに…

そして第一王子、第二王子の登場に慌てるカタリナを絶妙にアシストする第三王子。もう早く結婚しちゃえばいいのに!

あとジオルド視点がニコルに負けず劣らずエロかったです。「僕の知らなかったカタリナを見てからやたら身体は熱いし」「心ゆくまでカタリナを堪能したい」とかそんなことばっかり王子様は回想しています。

最後にカタリナが代役で悪役令嬢を舞台で演じて、第一幕が終わります。

 

第二幕はカタリナ誘拐編。

誘拐先でもじわじわと周囲を陥落させていくカタリナには脱帽です。誘拐生活を思いのほか堪能するカタリナに対して、そんなことを露知らずにやきもきして苛立つジオルドが最高です。あと、やっぱり独白がエロい第三王子。

この独白のジオルドを漫画で見られるのが楽しみ!……ありますよね?

誘拐事件の最後、百戦錬磨のルーファスですが完全にカタリナに落ちてしまいました。

そんな様子に目敏く気づいたジオルドが!ジオルドが!!ついにカタリナにファーストキスを!!敬語で迫ってくるのがまた堪らないですよね。このために3巻があると言っても過言ではありません。

やっとの思いで婚約者にキスをしたのに、夢だと思われたらさすがにやってられないですよね(笑)ジオルドとキスする夢を見たなんて、欲求不満と思われたら恥ずかしい…となるカタリナがかわいすぎます。これも早く漫画でも読みたい。(素敵な挿絵はありますが、もっと見たい!)

もごもごうるうるなカタリナに、ジオルドは追い討ちをかけます。しかも動揺しているカタリナを目の前に、嬉しそうだけどちょっと赤くなったジオルドなんて、2人ともかわいいがすぎませんか!!!

素直だけど鈍感なカタリナには直球が一番。ジオルドもよく分かっていて、ストレートな愛の告白を繰り出しました。

わたし的に、この3巻のジオカタは全巻通して一番好きです。

 

ということでジオカタがおいしい3巻の感想でした。この長文を公式レビューに投稿しようと思いましたが、気持ち悪すぎてやめて正解ですね。

4巻の感想はこちら↓

aomilk.hatenablog.com